マンション経営をスタートさせるために最も必要なのは、ニーズが見込める物件を探すための知識とノウハウです。
どんなに素晴らしい物件だと自分が惚れ込んだとしても、それを必要とする家族や人が限られるようなマンションであれば、単なる所有不動産となり収入、収益を生み出すツールにはなりません。
どんな物件が今求められているのか、賃貸不動産のニーズをきちんと理解したうえで、更に収益に結び付ける理由が備わっているマンションを選ぶことが大切です。
東京の単身マンション市場が狙い目
若い世代、特に１０代～３０代の若年層は、東京へ憧れて上京したいという気持ちを抱く人が多いのは、今も昔も変わりません。
地方出身者の転入率も高く、進学や就職のタイミングを機に、上京を考える若者にとって一人暮らしをするには、やはりワンルームタイプのマンションが最適です。
賃貸物件の選択
賃貸アパートという選択肢もありますが、昨今巧妙かつ悪質な犯罪も増加しています。都会暮らしにあこがれるものの、知らない土地で一人暮らしをするにはセキュリティ面が整ったマンションを選択するのが賢明であるとして、マンションを借りたいというニーズは圧倒的に高くなります。
購入と賃貸
ワンルームマンションには賃貸物件と分譲物件があります。単身者は、ひとりでの生活に充分なスペースがあり、またライフスタイルの変化に合わせて引っ越しも想定した賃貸物件のマンションを好む傾向があります。
２０代の独身者は、きっかけがあれば分譲タイプのマンションを購入することも視野に入れて住まい方を考えるタイミングも起こり得ます。しかしながら、マンションを購入する為の頭金や、借入をする住宅ローンの返済をしていかねばならないという拘束感から、「一人暮らしの定住場所」としてマンションを求めてはいないでしょう。
返済と不動産管理を考えることなく、家賃を納めて気軽に暮らしていけることも、賃貸物件に人気がある理由の一つです。
ワンルームマンションを投資目的で購入する
賃貸物件としてのニーズが確立されており、市場も今後大きくなっていくと見込まれる東京のワンルームマンション事情ですが、東京２３区内では、各自治体でワンルームマンションの開発を規制する条例を定め、ファミリー層に向けた開発を進める動きが顕著になっています。
単身者向けのマンション規制により、実際には２００６年以後、ワンルームタイプの分譲マンションが減少傾向にあります。規制が始まって１０年経ち、ワンルームマンションの需要に対して供給が追い付いていない今だからこそ、ワンルームマンションの価値そのものが上がっており、価値のあるワンルームタイプマンションに投資すべきなのです。
