需要と供給からみた投資対象としてのワンルームマンションの優位性

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マンション投資には、区分所有のマンションか一棟のマンションに投資を行うかという選択があり、更にワンルーム、DINKSなどを対象としたコンパクトマンション、ファミリータイプなど細分化したマンション種類の選択を行う必要があります。今、東京都心部のワンルームマンションへの投資が注目を浴びていますが、これは何故なのでしょうか。

 

東京都心部におけるワンルームマンションの需要

平成27年の国勢調査では、調査を開始してから初めて日本の人口が減少するという結果になりました。しかし、このような状況のなかでも東京都の人口は増加しており、今後もその傾向がしばらくは続くことが予測されています。

東京都は日本の首都であり、官公庁などの中枢機能、企業の本社、大学が多く集まっており、多くの労働者や学生が集まっています。労働者が多く集まると、その家族も東京の人口となり、その人口を支えるための店舗や行政サービスに携わる人が必要となります。そして職を求めて地方から人が集まってくるため、大都市の人口は増加傾向が維持されることとなります。そして、東京都心部の世帯構成は、学生を始め、社会人の晩婚化、離婚率の上昇などから単身世帯が多く、東京都23区では総世帯数の半分は単身世帯という状況です。東京都総務局統計部の「東京都世帯数の予測」によると単身世帯は平成27年から平成32年までの間に毎年15千世帯増加していく予測になっており、単身世帯の世帯主が住むための住戸に対する賃貸需要が期待されます。

 

東京都心部におけるワンルームマンションの供給

東京都23区ではワンルームマンションの新築に対して何らかの規制が条例又は指導要綱にて定められており、ワンルームの新規建築は難しい状況になっています。首都圏でのワンルームマンションの新規供給が東京カンテイ調査によると2010年から2014年まで毎年60008000戸であり、東京都の単身世帯の増加数から考えると供給が少ないことが分かります。

 

東京都心部におけるワンルームマンションの需要と供給のバランス

以上から東京都心部では、賃貸市場における需要と供給のバランスを欠く状態となっており、供給に対し需要が大きく上回る状態が続いております。このような状況のなかで条件の良いワンルームマンションへの賃貸需要は特に強くなっていますが、一方で築古のワンルームマンションで専有面積の小さいものであっても安い家賃であることを優先する学生や新社会人などを中心に底堅い需要が見込まれます。したがって東京都心部では築浅から築古までワンルームマンションへの賃貸需要が大変底堅いものとなっており、不動産投資市場におけるワンルームマンションは大変注目を浴びています。このため、マンション投資の中でもワンルームマンションの優位性が高くなっています。以上のような状況から東京都心部でのマンション投資でしたら、ワンルームマンションへの投資をお勧めします。