マンション選びのポイントにおける立地の重要性

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マンション経営を行うに当たっては、数あるマンションの中から投資するに値する物件を選び、購入しなければいけません。ワンルームマンション選びでも、開口部、間取り、築年数など選択に当たり検討のポイントがいくつかあると思いますが、今回は「立地」について考えてみたいと思います。

 

マンション選びのポイント

ワンルームマンションでも、ファミリータイプのマンションでも、事業という観点からマンション経営を考えた場合に共通することは、借りる人の目線に立って考えなければならいということです。オーナー(所有者)がどれだけ素晴らしいマンションであると思っても、賃貸市場で借りたいと思う人がいなければ空室が続く物件となってしまいます。

マンション選びでは、多くの賃貸需要者が優先度を高めるポイントに着目することが大切なのです。

ワンルームマンションにおける立地の重要性

ワンルームマンションの賃貸需要の中心となる人達は、学生や社会人の単身者です。学生となると通う大学の場所によって立地に対する条件が異なってきますが、社会人であれば駅に近く、勤務先へのアクセスが良い立地条件の優先度を高くするのが一般的です。多少、他の条件が悪くとも駅に近接しており、周辺の生活利便性が高いというポイントを重視する方もいらっしゃいます。これはワンルームマンションの賃貸需要者の中心である社会人が勤務先への時間的な接近性や、帰宅後の飲食や買い物などの利便性を重視するためです。

では、駅から離れている立地ではダメかというと、そういう訳でもありません。賃貸需要者の中には家賃を重視するポイントにされる方も当然いらっしゃいます。駅から離れれば一般的に家賃が低くなります。多少の不便は受入れてでも家賃を安く抑えたいという賃貸需要者は学生などに多くみられます。これは社会人と比べて時間的な余裕はあるものの、家賃の支払いは親に頼るケースが多いためです。

長期的な視点で捉えた立地の優位性

ワンルームマンションの賃貸経営という長期的な視点をもって、立地というポイントを考えたとき、大切なのは今後の賃料推移と価格のバランスです。駅直近で利便性が高ければ、高い賃料を収受できますが価格も高くなります。駅から遠くなり、利便性も劣れば家賃は安くなり、価格も安くなります。駅直近というポイントは賃貸需要者への訴求力が高く、長期的にみると駅直近の立地というポイントは賃料が下落しにくい要因となります。

ワンルームマンション経営の検討に際しては、このように長期的な視点からも賃料と価格のバランスを考慮して、納得のいく物件を選択しましょう。