投資マンションにおける設備維持の重要性

02_05-%e6%8a%95%e8%b3%87%e3%83%9e%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3-%e8%a8%ad%e5%82%99-%e7%b6%ad%e6%8c%81

投資マンションは立地が重要であることは言うまでもありませんが、設備の維持も大変重要なポイントです。投資マンションを購入した後、最も重要なのは建物設備の維持にあると言っても良いかもしれません。

 

マンションの設備

マンション経営は、部屋を借りてくれる人がいて初めて成り立つものです。マンションの設備が借り手のニーズに合わなければ、借り手がなかなか現れないこともあります。

マンション設備には屋根、外壁、サッシュなどの外装をはじめ、宅配ボックス、駐輪場施設などの共用部分の設備、キッチン、バス、トイレなどの内装まで様々です。最新設備のマンションを購入しても、長期に渡る運用で必ず劣化してきます。こうした中で設備の維持を如何に図っていくかが、マンションオーナーの資産運用における命題とも言えます。

設備の劣化がもたらすもの

マンション設備の維持を怠ってしまうと、賃貸経営における収支にも悪影響を与えることになります。日常の補修繕が適切に行われていればコストも安く済むケースが多いのですが、損耗が激しくなってから修繕を行うとなると、結果として多額のコストが発生しやすいのが実情です。

例えば、屋上や外壁の劣化を修繕せずに放置することで、雨漏りなどによって腐食が進んでからの修繕は高額になります。また、外壁のタイル剥離による落下などによって居住者、通行人が怪我を負った場合などは賠償責任が問題になることすらあります。専用部分の設備については、オーナー自身のケアが重要になります。故障などの問題があれば早めに対応することで、結果として大きな損失を回避することが出来ます。

設備維持への関与

投資マンションでは、屋根、外壁などの共用部分については設備の維持管理を管理会社に委託するのが一般的です。しかし、管理会社によって行われている設備の維持管理への対応が適切に行われているかどうかは、オーナー自身でも定期的に確認することが大切です。管理会社による設備の維持管理が適切でないと思われる場合には、管理組合への問題提起も時には必要だといえます。また、自身の専有部分については入居者の入替などに際して室内設備の状態を確認し、賃貸ニーズに合わせた設備の交換も検討する必要があると言えます。

投資マンションの運用期間は一般的に長期となりますので、オーナー自身も維持管理に関わる事で、投資マンションのコスト管理にも意識が向かう事は、賃貸経営において大変有意義な事です。運用後のマンションの資産価値は、オーナーの意識によって左右されるものなのです。