マンション経営を始める理由は人それぞれだと思いますが、多くの方はキャッシュフロー産み出す資産を所有して、安定した収益を得たいという思いがあるのではないでしょうか。この安定した収益を産み出すのに、減価償却費は大きな役割を果たしています。
マンション経営を選ぶ理由
投資の手段には不動産投資だけでなく、株式投資、投資信託など色々とあります。そのなかでも、不動産投資によるマンション経営を行うという方が増えているのには、もちろん理由があります。マンション経営を始める主な理由としてよく挙げられるのは、キャッシュフローを安定的に生み出す不動産投資によって、将来の老後などに備えたいというものです。
株式投資などは不動産投資に比べて日々の価格変動が大きいことから、大きな収益を獲得できるチャンスもありますが、その反面、元本を大きく割ってしまう可能性もあります。不動産投資は株式のような価格変動はありませんが、家賃収入を得ることで安定的な収益の獲得が期待できます。この安定的な収益に、減価償却費も一役買っています。
マンション経営における減価償却費
減価償却費とは、マンションの建物・設備など、時間の経過に応じて価値が減じていくと考えられる資産の取得費を、耐用年数に応じて期間配分した費用のことを言います。ワンルームマンションは建物の耐用年数が長くなるために、新築や築浅の物件では長期に渡って減価償却費が計上できます。
この減価償却費は既に払い済みの取得費用ですから、運用期間中は実際の支出が無いにも関わらず費用として計上できることに大きな特徴があり、株式投資などにはないマンション経営ならではのメリットといえます。
減価償却費の役割
マンション経営における減価償却費の重要な役割は、毎年一定の金額が支出を伴わずに費用計上できるため、これによって確定申告では利益を減らせるということです。利益が減るということは納める税金が安くなるということであり、マンション経営による利益のうち、手元に残るお金が多くなるということです。
また、マンションの取得時に利用した不動産投資ローンは耐用年数を超える返済期間を設定することができないため、減価償却費を計上できる期間が過ぎる頃にはローンの返済も完了していることとなり、手元に残るお金が多くなることが期待できます。
このように不動産投資によるマンション経営は、減価償却費が長期に渡ってキャッシュフローの獲得に寄与することから、将来に備えた投資として人気が高まっているのです。