【歴史的円安ラッシュ!】いま取り組むべき資産運用とは?

記録的な猛暑日を記録した日本、、、みなさまいかがお過ごしでしょうか?こんなに暑い毎日ですが、夏本番はまだまだこれからです。

この夏、気をつけたいのは熱中症だけではなく、相次ぐ値上げラッシュです。

 

 

■最近、千葉県にある某遊園地の入園料が、約40年前の開園当初のと比べ、最大で5,500円の値上げとなったのはご存知でしょうか (1983年 3,900円→2021年10月~ 9,400円※土日祝や混雑日などで変動アリ)。

■また、JR東日本は2023年3月から首都圏の鉄道運賃を一律10円値上げすると発表、東京メトロでも2023年春をめどに10円の値上げを発表しています。

 

■それだけではなく、身近な生活費の部分でいうと、2022年の食品値上げ品目数は、8月中にも年内累計2万品目を超えるとされ、平均値上げ率は14%という結果がでました (帝国データバンク調べ、2022/8/1)

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図1: 2022年月別 値上げ品目 (帝国データバンクから引用;「食品主要105社価格改定動向調査(8月) (tdb.co.jp) 」)

 

■なぜ値上げする食料品が増えたのでしょうか? ― その原因には、1ドル140円代にもなった、急激に進む「24年ぶりの歴史的円安」などによる輸入価格の高騰などがあげられます。

 

 

□円安にはなぜなるのか?□

■今回の円安の背景は、日米の金利差の拡大によるものです。景気悪化を受け、日米両国は金融緩和政策を行ってきました。

■景気悪化時には、減ってしまった個人消費を促すために、金利を低くして借り入れやすくするためです

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図2: 景気と金利のしくみ (筆者が作成)

 

■この政策の結果、2022年3月にインフレ率が8.5%となったアメリカでは、インフレの動きを止めようと金利の引き上げに動きました。

■一方で、日本は経済活動を止めることのないように、金利上昇を抑える政策をとっています (日本は黒田総裁の任期である2023年4月まではこのまま金利抑制の動きをすると言われています)。

■この結果、投資家たちは高い金利が見込まれる「ドルを買い」、「円を売る」動きをし、円安が急激に進行することになったというわけです。

 

 

円安がインフレを招くと

■円安が招くインフレには良いインフレ悪いインフレがあります。

■円安になると、海外では日本の製品を安く買うことができるので、輸出産業に強い自動車メーカーなどは業績が良くなりお給料が増え個人消費が増え景気が良くなります (良いインフレ)。

■逆に今回のような円安の場合は、悪いインフレを起こしてしまいます。食品やエネルギーを輸入に頼っている日本は、円安によって原材料の高騰→ものを作るコスト増→物価が上昇→企業コストは増え、利益が上がらない→賃金は増えない というように生活が圧迫されてしまうのです。

 

 

インフレが起こると?

■インフレとは物価の上昇により、お金の価値が下がることを指しますので、例えば今まで100円で買えたものが、100円以上出さないと買えない状況になります。

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図3: インフレとは (筆者が作成)

■物価上昇は家計に大きな負担となります。冒頭でも紹介しましたが、食料品などの生活に必要なものが値上がりしてしまうと、節約しようにも節約しきれません。

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図4: 身近なものの値上がり例 (総務省統計局「小売物価統計調査 (平成30年) より筆者が作成)

 

 

■しかし、インフレは悪いことだけではありません。

■確かに「現金」の価値は実質目減りしてしまうかもしれませんが、「現金」を「実物資産」として置き換えることで、効率的な資産形成をすることができます。

 

 

インフレに備えるための資産形成術とは?

■繰り返しになりますが、インフレとは、物価の上昇により、お金の価値が下がることを指しますので、現金で保有していた資産を金や不動産などの「実物資産」に置き換えることでその価格上昇を見込める可能性があります。

 

■マンションやアパートなどの不動産という実物資産を所有することで物価上昇とともに、物件そのものの価値の上昇や、家賃の上昇が見込めます。

■確かに一括現金での購入は難しいかもしれませんが、不動産運用ではご自身の社会的信用力を活用して金融機関からの融資を受け、購入することができますので、自己負担が少なく始めることができます。

■他にも、インフレ時に備えるために、株式や投資信託、外貨建ての運用なども視野に入れておくのもいいかもしれません。

 

■資産形成の基本はリスク分散ですから、自分に合ったポートフォリオを組み、将来に備えておきたいですね。

 

■今回の記事は以上です♪

 

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