【災害】

今年も年末に差し掛かっており、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

最近は南海トラフなどの地震が話題になることが多く、今年の夏には大地震警戒による警報も出されました。

今回は不動産投資における地震のリスク第2弾についてご説明させて頂きます!

【注意するべきエリア】

南海トラフや首都直下型大地震など様々な地震が懸念されていますが、一体どのエリアが注意が必要なのか、どのエリアであれば安心なのでしょうか。

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出典:朝日新聞社と関西学院大学災害復興制度研究所の共同調査による震度と津波想定

南海トラフとは静岡県にある駿河湾から九州東方沖まで続く深さ約4000メートルの海底のくぼみの事を指します。

太平洋側の大陸プレートと海洋プレートの動きによって地震が生じるのですが、

海側の岩盤が陸側の岩盤の下に沈み込む境界にあり、過去約100~150年の間隔でマグニチュード(M)8前後の地震が繰り返し起きてきました。

高い津波予想もされている大変危険な地震ですが、地震による被害よりも、火災や津波による被害の方が多く想定されています。

静岡県から西側の被害が大きく、沿岸部はほぼ震度7、津波は最大34m予想となります。

地震と津波により多くの被害や多くの建物損壊が見込まれているのです。

関東に関しては伊豆の下田で大きな津波は止まり、相模湾は10m級の津波被害がありますが、東京都内を見てみると、東京湾内は囲まれており横浜で震度6弱、東京都内は震度5強となり、下記の左図の通り最大約2.5mの津波予想となります。

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出典:東京都総務局総合防災部防災管理課のデータベースと東京都港湾局より

(左図:南海トラフ地震時の東京エリア津波状況と浸水予想・右図:東京湾水門配置図)

こちらの図は東京都が発表している数字なのですが、右図のように東京湾にはいくつも水門があり、巨大地震発生時には水門を閉じることで、都内への浸水を阻むことが可能となります。

防潮堤は4.6m~8.0mの高さがあり、地震発生から津波到達まで1時間以上あるため、水門を閉じることが出来、都内の津波被害をほぼゼロに抑えることが可能だと言われております。

【構造の違い】

しかし、もしもの際にご不安を感じる方は多いかもしれません。

不動産を選ぶ際には構造も非常に重要になってきます。

木造住宅と鉄筋コンクリート造(RC造)という2つの造りで考えると、震災時の被害には大きな差があります。

東日本大震災による木造住宅の被害では、基礎や土台を残すのみという壊滅的な被害が多く見られました。

一方、RC造に関しては窓や開口部等の崩壊はあっても建物自体の倒壊は見られませんでした。

また、都心部のワンルームマンションではRC造に加え、建物の杭を地下30メートル程にある支持層まで差しており、尚一層地震による耐久性を高めているのです。

不動産投資をする以上、建物が崩壊してしまう場合や、地震による火事で建物が全焼してしまっては意味がありません。

東京都心部のマンションは基本的にはRC構造なので、耐久性が高いだけでなくコンクリート造となり全焼し難い造りとなっています。

また、もしもの際に備えて火災保険や地震保険にご加入する事も可能です。

今回のテーマは不動産投資を行うにはどのエリアが良いのかというお話ですが、災害によるリスクを考えても東京都心部が最も安全と言えます。

東京は危ない・被害が大きいなどと言われる事もありますが、実際に調べてみるとそうではない事も分かります。

不動産投資をお考えの方も、物件選びの際には東京都心部の物件を選ぶ事をオススメ致します。

もし何かご不明な点がございましたら、いつでもご相談くださいませ!

今年も弊社の記事をご覧頂きましてありがとうございました!

来年からも様々な情報を発信して参りますので、引き続き宜しくお願い致します!